ドゥカティ 1199パニガーレのイモビライザー紛失キー作成

大阪のお客様からドゥカティ1199パニガーレSの全て無くされたイモビライザーキー作成をご依頼頂きました。
先日のミラノショーで1299パニガーレが発表されましたが、
現時点では1199が現行ドゥカティのフラッグシップバイクです。
今回の1199Sは中古で270万円で購入され、イモビライザーキーは1本しか付いてなかったそうです。
ドゥカティのイモビライザーシステムは年式や型式によって大きく異なります。
ドゥカティ1199パニガーレの場合はイグニッションキーシリンダーから
全て無くしたイモビライザーキーを作成することができます。
今回はイグニッションキーシリンダーをお送りいただき、イモビライザーキーを作成することにしました。

鍵穴を覗いて内溝をキーカットし、イモビアンテナ一体型のCPUからイモビライザーのデータを
読み取り、イモビライザーキーを2本作成いたしました。
1199パニガーレのキーシリンダーはドゥカティの他のバイクと比較しても
コンパクトなキーシリンダです。

当店コレクションのドゥカティの他のバイクのキーシリンダーと一緒に並べてみました。
左上:2003年ST4S
右上:2010年ストリートファイター
右下:2011年ディアベルのキーフリーのスイッチボックス
左下:2012年1199パニガーレ
ディアベルのキースイッチの重さが約600gで1199が約350gでした。

イモビライザーキーは問題なく作成でき、動作に100%の自信がありましたが、
1199のような高級バイクには滅多にお目にかかれないので、
本日、大阪のお客様ご自宅に納品に行ってきました。

イグニッションキーシリンダーのコネクターを車両に接続し、
バッテリージャンプしながらエンジンが始動し、
テルミニョーニマフラーの迫力のレーシングサウンドを聞くことができました。
ドゥカティのディラーに修理を依頼するとキーシリンダー、ECU、メーターのセットでの交換が必要で、
部品代が40万円で作業費が20万円の合計60万円掛かるそうです。
今回はこの約1/10の費用で作業させて頂きました。
勿論、キー番号とPIN番号も調べてお伝えしております。
1199にはレッドキーの設定がないので、作成した鍵からドゥカティ　ディーラーで
純正キーを追加登録することができると思います。
この度はご依頼有難うございました。